Wednesday, September 06, 2006

山吹色の菓子にてございます

http://yamabukiiro.com/
こういうの大好き。
「む、なんだ越後屋」
「お代官様、いつもお世話になっている手前、菓子をお持ちいたしました」
「菓子だと? わしは甘いものは嫌いじゃ」
「まぁそうおっしゃらずに。山吹色の、見事な最中にてございます」(ぱかり)
「む……ほう、これはうまそうな。もらっておこうか」
「つきましてはお代官様、このたびの私どもと花咲屋との件についてでございますが……願わくば花咲屋には」
「分かっておる。御用達はお前らだ。花咲屋には商売をさせん」
「ええ、できれば永遠にそうであるよう……そうなれば私どもも毎年お代官様にお菓子をお贈りできる余裕が生まれますれば」
「……ふふん。越後屋、そなたも相当の、悪(わる)よのう」
「ほっほっほ、お戯れを。お代官様にはかないませぬ」

こんなやりとりをはじめに考えた脚本家は偉いと思う。本当に。

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